【日誌008】王様と私

国王と直接「貿易特権契約」を結んで以来、何かと国王直々においでになる事案が多いですな。

きたー、じゃまされる。

そういえばバルディが宰相を辞任して提督になったころから頻繁にわが商会においでになりますな。

毎年必ず探検の成果を楽しみにしてらっしゃるようで、いつも直々にご褒美もいただくし……。

アフリカの「喜望峰」や「インド」を見つけたときも、直々にお褒めいただきました。

国王といえば、いつも唐突で恐いイメージなんですよね。「じゃまするぞ」っていわれると、どんなに忙しいときでもつい「は、はい!!」っていってしまう感じです。

そんな国王も、ときどき笑うことを知りました。

ほら、この笑顔。

実はアフリカの最南端に到達したときに、その笑顔に気がつきました。
なんだ国王も楽しくやりたいんじゃーん。そう思った頃から、ちょっと国王が直々においでになることを楽しみにしております。

本当によく笑っていただけます。きっと国王って孤独なんだろうなぁ。それならわれわれとともに楽しく笑顔で毎日盛り上がっていただけたら、われわれも探検家冥利に尽きるなぁと……。

が、これはちょっとはしゃぎすぎではないかと思ったしだい。

われわれ商会がジパングを発見して以来、今、リスボンは空前のジパングブーム。

国王、調子にのってチョンマゲです!!

んー、それじゃ信長みたいじゃーん。信長そっくり(会ったことないけど)。